「明治百話(上)」返却。

篠田鉱造ブームなので。
冒頭から斬首刑の執行を家業としていた男の話。斬られる方は、暴れて首を落とされまいとする者も居れば、潔く刑を受け入れる者も居る。斬る方は斬る方で、色々と考えや思いがあり、首を斬る際の心掛け等も興味深い。
あとは、西洋人との小判取引の際に、猫を小判の隠語としていた時、ある商人が“猫は儲かる”という話をそのままとって、地元の猫を買い集め船に満載して持ってきた、という話がタマラン。


明治百話 (上) (岩波文庫)
明治百話 (上) (岩波文庫)
下巻借りるつもりだったけど、ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」が先。