「増補 幕末百話」返却。

以前に読んだ「幕末明治女百話(上)」が面白かったので。口語体の文章は読みにくい感はあるが、当時の情景がありありと想像出来て引き込まれる。
大名の婚礼にて醜女の姫の代わりに、美人女中が見合いに出て数日で離縁、なんていう噴飯話から桜田門外の変直後の現場の様子、辻斬りの有り様など多岐に渡る実話集。
見た、聞いた事が実にリアル。
歴史小説家がこぞって、タネ本にする理由がよく分かる。


増補 幕末百話 (岩波文庫)