『ヴェロニカ・ゲリン』

恵比寿ガーデンシネマにて。
別の映画の予定がなんだかんだでこれに落ち着く。
久々にガツンときた作品だった。


アイルランドのある女性新聞記者の半生を基にした物語で、
脅されながらもマフィアに立ち向かう彼女の姿を描く。


同じシーンが二度繰り返されるが、
二度目にはそれがどういう時のシーンか知っているが為に、
沈鬱な思いで観る事になる。実に対称的。
ちなみに『フォーン・ブース』からの流れでか
ちょい役でコリン・ファレルが。


自分の信念を貫き、取材を続けるヴェロニカ。
当然危険は自分だけでなく家族にも降りかかる。
それなのにマフィアと麻薬の追及をやめない。
女性の強さ?
いや、そんなのではない。
記者としてのプライド、人間の持ちうる最大限の勇気、
そしてマフィアの餌食となっている子供を救うジャーナリストとしての使命。
そんなのが彼女にはあったのだと思う。


現実でも正義は勝つ。
ん、安易だが…。


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観た後、勢いで『華氏911』の前売り買っちゃったよ。
公開が前倒しになるという事で、実に楽しみ。
ボウリング・フォー・コロンバイン』をそれまでに観ておこう。