『ザ・クラウン 炎のリベンジャー』

一昨日の「木曜洋画劇場」にて。ドイツ発のアクション(ニヤニヤ)大作。
ムサいおっさん(スヴェン・マルチネク)にダサいピエロのマスク。本来ならしっかり描くべき復讐のきっかけを、主役であるおっさんの独白で一気に語り切ってしまうのはスゴイ。おかげで各役柄をあまり把握出来ぬまま本編へ(笑)*1
無闇矢鱈と復讐バトルにしゃしゃり出てくる女キャスター。対する敵にはアンジェリーナ・ジョリーもどき。そして何をしに来たのか理解出来ない、激弱のドイツ特殊部隊。そんなキャスト達の曖昧さと反比例するかの如く、アクションシーンは怒濤の一言。火薬使い過ぎの大爆発と共に吹き飛ぶ車、熱感知ミサイルをいとも容易くかわしまくる民間ヘリ等々。
放送最初の売り文句で「アイデア、アクション、出し惜しみなし!」と謳っていたが…まさに偽り無しだな。
ラストでは何となく格好イイ台詞を言わせて、上手くまとめたように大団円をやってのける。お隣フランスの『TAXi』みたくバカ満載ではなく、妙な固さが目立つのもドイツのお国柄故か?


ザ・クラウン 炎のリベンジャー [DVD]

*1:どうやらテレビドラマの劇場版らしい?