あの事件が起こる事を考えたら胸が詰まる思い、で鑑賞。
最初は有事に対する管制センターと軍部の連携が見事だと思ったが、ここまでの緊急事態となると情報が錯綜して次第に各々状況を把握するのが精一杯。管制システムの欠点が露呈してくる。
当時の関係者をそのまま役者として使っている事もあり、そのリアリティは段違い。
終盤はユナイテッド93便内の映像を中心に進む。墜落までのシーンは観てる方が全身強ばり、あまりの緊張に涙も出た。
別にこの機だけが特別だったわけじゃない、世界中で飛んでいる旅客機と何ら変わらない機内だったはずだったのに一瞬にしてパニックに陥ったという恐怖。
離陸の遅延によって犯人達に動揺が生まれた事や乗客達の必死の抵抗により、唯一標的に到達出来なかったユナイテッド93便…鑑賞後は軽く放心状態、自分はこの作品から何を受け取ればいいのかとても悩んでしまった。
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/11/30
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特典として収録された監督オーディオコメンタリーと遺族達が映画に対する思いを語ったドキュメントは要チェック。