ようこそ、パンドラへ『アバター』

有楽町のTOHOシネマズ日劇にて。行列が出来ていた。
昨年からずっと観たいと思っていて、高い評価も聞いていたし3D映像にも興味があったものの、今になってやっと機会を得る。


冒頭から3Dを意識した奥行きのある画作りで、ウホーすげぇ…と思っている内に目の前に広がるのは、生命溢れる衛星パンドラの世界。空には島が浮かび、極彩色の原生動植物が群棲する。
下半身不随の主人公ジェイクが、アバターを介して意識するのは、その荘厳な新天地にて動き回り、様々な命と心を通わせて、己が生きているという感覚であろう。
それは3D映画を目の当たりにして、その作品にどっぷり嵌り込む様に似ているような気がした。…現実とのギャップに悲観してしまう観客が出てきたように。


まぁストーリーや設定はハリウッドらしく大味で、例えば原住民のナヴィ族に溶け込むのに“アバター・プログラム”では危ういし、ジェイクが一族の中で上り詰めていく理由付けもやや弱い。
それを差し引いても、圧倒的な映像群で十分満足してしまったけども。


キャメロン監督自身が宮崎駿ファンであるというだけあって、ジブリ好きなら事ある毎に元ネタ探しが出来るし、モンハン好きなら未知の森に潜む、魅力あるビジュアルのクリーチャー達に、狩人魂を揺さぶられること請け合い。


新作「アバター」 宮崎アニメにオマージュ J・キャメロン監督 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
ナウシカや、もののけ姫…ニヤニヤ。


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映画「アバター」オフィシャルサイト


3Dなんて盗撮対策だろ位に思っていたけど、いやまさに映画館で観る価値のある作品だった。2K円なんて安いもんやで!
ちなみに今回観た3Dの方式は「XpanD」。こだわるなら、行く映画館の設備を確認した方が良し。
↓こんなメガネ、少々重め。

『アバター』は3Dの方式を知ってから観ないともったいない - 週刊アスキーPLUS


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