形…来タレリ。

モノノ怪」海坊主・二の幕。
やはり只のアヤカシ集う魔境の海、だけでは終わらなかった。
薬売りがそらりす丸に乗船したのも退魔の剣が導いたらしい、徐々に薬売りの謎も明かされていく。探偵小娘カヨのパート→噂があった海座頭@若本規夫が舳先より出現。一人ずつ内に秘めたる恐怖を問うぶるぁ。しかし悪夢を見せるだけで、取り殺そうとはしない。
“理”と“真”は深い関係性にあると思っていたけど、互いに相容れないもののようだ。


海坊主・序の幕レビュー / 海坊主・大詰めレビュー
以下ネタバレ。




最後に源慧が口を開く。
此僧の恐怖はリュウの三角をアヤカシの巣窟に変えた根源、50年前に妹・お庸が乗り流された虚ろ船(うつろぶね)であるという。
羅針盤に磁石を置き、船の向きを変えたのもこの海域に来たいが為だった。


怨み、妬み…所謂人の念がアヤカシと結び付き、この場所を異世界に作り上げた。
しかし自ら進んで源慧の身代わり(人柱?)となったはずのお庸が、怨念を持ち続け物の怪になってしまったのは確かなのか?だとしたら理由は?
海座頭はこの時が来るのを待っていたのかもしれない。源慧の言葉を聞くと姿を消し、同時に船の生け簀より虚ろ船が姿を現わす。


薬売りはそれを“形”と見極め、ついに大詰め。


モノノ怪 弐之巻 海坊主