『ミリオンダラー・ベイビー』

アカデミー賞4部門受賞の感動作。
フランキー・ダンクリント・イーストウッド)とスクラップ(モーガン・フリーマン)のくたびれた演技は最高。
ヒラリー・スワンクはボクシングでしか自分を見出せない女性マギーを演じ、
彼女の試合シーンは演技であるはずなのに観ているこっちが拳に力が入りまくり。
サブキャストも含め、スッキリと無駄なくまとめられたシーンはストレスなく観る事が出来た。


誰よりもフランキーがあまりにも不憫で仕方がなかった。
彼はマギーと出会い、トレーナーになった事を悔やんでも悔やみ切れなかったであろう。
あの年ではあまりにも辛すぎる。


“尊厳”の意義を語るつもりは無いが、どっち側であれ苦悩するのは間違いないわけで
犬であろうが人間であろうが同じ。
それを受け入れるかどうかはあくまで個人の主観になってしまうんじゃないかなぁ。
不器用なフランキーはあの行動しか取れないのは目に見えているわけだし、そういう事ではラストも見事なまでにスマートだった。
クリント・イーストウッド監督もここに極まれり、アカデミー賞も取るべくして取った作品。


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↑のページ開いたまんまだと、あのメロディが流れてきて何とも言えない気持ちに…。


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